人気ブログランキング |

読書感想?感想文になっていません。   

だれでもできる果樹の病害虫防除―ラクして減農薬」 田代 暢哉 農文協

私の愛読書「ブルーベリーの作業便利帳」と同じく農文協の本です。
ブルーベリーの作業便利帳みたいにポイント・ポイントを丁寧に書いているので、
おお~って思うことがあります。
安い本なので買い求めとめてもいいかな~って思うほどです。

無登録農薬はなぜつかわれた―豊かさの死角」 河北新報社編集局

上の本「だれでもできる果樹の病害虫防除―ラクして減農薬」は農薬の使い方の本
この本は農薬をなぜ使わないといけないのか・・の本

相反する話と思いきや・・実は似たようなことです。

「無登録農薬~」はダイホルタン(カプタホール)という農家にとってはすごい魔法の
様に効く殺菌剤だったのですが、発がん性があるということで、農薬登録から抹消
され、失効してしまったのですが、ある農薬屋さんが販売し、それを使った農家が
無登録農薬って知っても知らなくても、使っても使っていなくても、出荷停止・焼却
処分の憂き目にあった農薬の話です。

りんご・なし・みかんやら農家が作るのですが、見た目・値段を決めるのは市場で
あり、ニーズに生産者は振り回されてしまいます。無登録農薬ダイホルタンを使って
しまいます。副題の「豊かさの死角」がその象徴なのです。

確かに、私も料理屋やっていた頃を思い出すと、仕入れの段では、安価で仕入れ
ないといけません。市場行って、魚や野菜を買ってくるのですが、いかに安く
仕入れるかがポイントです。そのコツは企業秘密(もうやっていないから秘密に
する必要はないですが・・まぁ企業秘密ってことで・・)

脱線しますが・・
料理では「はしり・旬・名残り」で食材を使い分け懐石メニューを作ったりします。

園芸学で授業で旬の話になりました。はしりを半促成って言うそうです。
前々から思っていたことも解決しました。教授の得意なイチゴの話ですが・・
イチゴの旬は5~6月になります。確かにその通りで露地のイチゴが今の収穫に
なります。でも料理屋にはすごく魅力ないですよ。今の時期のイチゴ・・
美味しくないです。お客さんに喜ばれないのです。
教授も怒られてしまうが・・と前置きして旬のイチゴは美味しくない。っておっしゃ
られていました。お~やっぱ俺の舌は合ってた。って思いました。
美味しいのは糖がのってる3月ですって・・

ブログ見てると今、いろいろな人がイチゴ育てていますが、おやおや美味しくない??
って思ってる方多いと思います。酸っぱいですよね。日本人は甘いのが好きです
からね。でもそれが本来の味でしょうね。

昨日もイチゴ食べました。確かに寒い時期のイチゴの方が美味しい。
では市場でイチゴが一番高くなるのは・・もちろんクリスマス時期です。
料理業界では旬が出盛り期って言う考え方もあるから、イチゴの旬は12月って
思っても不思議はないですね。

「無登録農薬~」にもイチゴの話が出てきます。クリスマス時期にケーキに使う
イチゴの需要がピークに達します。12月21日だそうです。

あ~ちなみに・・また脱線です。ケーキ屋さん裏話を・・あのクリスマスケーキに使う
スポンジ あれって前日あたりに焼いてるとか思っていませんか??間に合わない
から、あれ実は前から焼いて、大きな冷凍庫で冷凍するですよ。で解凍して使うです。

でもイチゴは冷凍できませんから21日って言うのは分かります。クリスマスケーキ
には上に8個スポンジに16個 合計24個のイチゴが使われます。

そんなイチゴ 農家の方はクリスマスに間に合わす為に必死になって作ってる
そうです。炭そ病と戦って、出荷させるそうです。炭そ病に強い品種があるそうですが
クリスマスに収穫が間に合わない・・それで無登録農薬に頼って、イチゴ苗10万本
が焼却処分されたことがあるそうです・・

「だれでもできる~」にもありますが、農薬は定番農薬を使うことを勧めていました。
新薬をやたらに使うな。ってね。
今回は相反する2冊を読みましたが、農薬は必要悪ではなく、使わないとならない
ものですが、どう上手に使うかって言うのが分かりました。

by inokorisan | 2008-05-10 00:31 | 閑話

<< 雨ですわ 虫が多い季節です。 >>