接ぎ木100本ノック
エチョータを育てようと思いました。
台木には屋上で放置されていたホームベル 勘定したら120本ありました。
検索キーワードに「接ぎ木」が多いので、今回は丁寧に解説
したいと思います。
必要なもの
台木(通常はラビットがいいですね)
穂木(通常はハイブッシュブルーベリーがいいですね)
*もちろんのその逆もありますが、まぁ滅多にやらないでしょう。
寒い地域だとハイブッシュ+ハイブッシュなどはあるでしょうが・・
果樹栽培では接ぎ木はメジャーな増殖方法です。品種の更新など
に接ぎ木で対応すれば早く収穫まで持ち込めます。
ただブルーベリーで接ぎ木栽培は将来の剪定更新などを
考えるとメジャーではないでしょう。
なかなか上手いぐあいに穂品種から枝が出てくれない。ので
思い切った主枝更新ができないデメリットもあります。
今回は穂木はハイブッシュブルーベリー(エチョータ)です。
大粒で甘みもあり、おすすめの品種です。
地植えでも府中では黒ぼくでも問題なく自根栽培はできます。
ただ、水管理などハイブッシュブルーベリーは府中ではめんどくさいです。
今回は将来、富士宮でほぼ無管理(水やりなんてできません)で育て
ますので、ラビットアイの台木に接いで、放置プレーで栽培を目指します。
使う道具
剪定はさみ、小刀、パラフィルム、ビニールテープ
小刀は切れるように研いでおくといいです。私は坂光の接ぎ木小刀
を使っています。これに慣れてしまったのか「曲」の方がいいです。
あと、やたら斬れます。すばらしい一品です。
台木の上側は必要ないのでカットします。枝はまた挿し木すれば台木に
なります。
台木の上端(うわば)はハサミで切った後に、小刀できれいに
削って均しておきます。ついでに差し込み側にテーパを切って
おきます。(将来カルスが盛ってきてふさがってしまいます)
穂を1芽残して切り出します。
芽が外を向くように、芽の逆側を大きく1刀 芽側を小さく1刀
台木に切り込みを入れて、穂を差し込みます。(芽は外側)
台木の切れ込みは小刀は片刃ですから、平らの方を内側に
1センチほど垂直に切れ込みを入れます。水が上がってる
時期なので木が柔らかいですが、硬い場合は小刀の背を
ぐーでとんとんと叩いてあげるといい塩梅で切れ込みが入り
ます。まぁ小刀を扱っていますので、気を付けないと手を切り
ますので気を付けて。
パラフィルムを巻きます。ニューメデールでもいいです。
私は安いパラフィルムを使っています。一まきで一生分
あるじゃないかな・・
穂を固定する感じで、巻きます。芽も1重だけ巻きます。
1重だけ。4月になると、芽がパラフィルムを破って出て
きます。
パラフィルムだけの固定ですと甘いので、私はちょっときつめに
ビニールテープを巻きます。
将来、芽が伸びてくると、カルスが盛ってくるので
パラフィルムもビニテも剥がれてきます。(半年後ぐらい)
これからの管理はじきに芽が伸びで来ますが、なめくじとか
に食べられないように注意を・・5月の連休頃から一気に暑く
なるので、木陰に移してあげるとgoodです。
以上、ブルーベリーの接ぎ木でした。
by inokorisan | 2016-03-21 16:18 | ブルーベリー