台木もほころぶ   

去年、挿し木したコースタールです。
d0022845_21512069.jpg

接木始めた当初、台木はラビットでも何でもよいわ。なんて思って、何本もあったコース
タールを台木に使いました。台木の頭はねて、また挿し木
これらも去年それらの枝から作った、台木になるべくのコースタールですが、ダメですね。
もう枝が開帳で、初期状態から明後日の方向に向いちゃって・・台木にするものに上へ
上へって誘引するのもなんだしね。それに台木に切れ込み入れるときに裂けるのが多い
です。

でバルドかホームベル使うことにしました。今日も少し剪定したので、枝を挿し木して
おいておきました。
ブルーベリーに接木不親和がないって言うのはウソだな・・って最近思っています。
リンゴやらサクランボなどなどでは、台木に選ばれるのも限定的だしね。
ブルーベリーでは共台を使うのが一般的ですが、やっぱ品種選びは考えないと
いけませんね。
たとえばティフブルーこれは接木始めた初めての年に何本もやりましたが、接げる
には接げるけど、その後不調で、ぜんぜん伸びなかったりしたので、結局、ぜんぶ
廃棄しました。
今の所は歴史あるホームベルを使って接木するのが、最善だろう・・なんて思って
います。ここらは研究の余地ありますね。

だから決して、ホームベルに接げばホームベル並みに簡単に育つという訳
ではありません。逆に難しくなります。
それに数年するとブルーベリー接木の意義は薄まってきます。
理由は品種更新の場合、、特に地植えでチップ栽培してる人なんかは接木は
避けるでしょう。台木由来か穂木由来かわからなくなる。
樹勢も初年度~2年でしょう。3年ぐらい経つと、変わらないね。って感じます。

あ~そうそう

「接木の意義」
・土壌伝染性病害虫耐性
・不良環境耐性の付与(耐暑性、耐寒性、耐乾性)
・樹勢のコントロール(りんご わい性M9、M27など、温州ミカンならユズ台で強くなる)
・収穫物の品質向上(きゅうりプルームレス、温州みかんならカラタチ>ユズ)
・幼若期の短縮(juvenileの短縮)
・ウィルス検定(イチゴ)
・品種の更新
・高吸肥性
・耐害虫
・多収性穂木

>ブルマチさん
そんな事を並べれば、先日の「接木の意義」はまとまります。

あ~そうだそうだ「高接ぎ病」を入れるのに

接木不親和の要因
・台木と穂木の養分要求量の差(台勝ち、台負け)
・毒物の生成
・両者の異質たんぱく質の組み合わせによる抗原抵抗反応
・高接ぎ病

なんかも語っておくといいでしょうね。

屋上を観察してると、コースタールが20本ほど、台木にするか悩んでしまってるもの
があります。それに花芽がほころんでいてね。カワイイって感じました。
[PR]

by inokorisan | 2009-02-16 22:11 | ブルーベリー | Comments(8)

Commented by けろけろ at 2009-02-16 23:31 x
こんばんは。
もう接木の季節ですねぇ...なんかあっという間に来てしまった
感じですね。すっかり忘れてました(^^)
台木になりそうなやつを確認しましたが、今年はあまりできそうな
やつがありませんでした。
う~ん、あと1年待ちますかな(^^)

ほんと、年度末は3月検収物件がたくさんあって忙しくなるので
嫌いです。あとは、この時期、花粉症の私にはつらい季節です。
ほんと、無花粉杉か少花粉杉以外は、植えることを禁止する
法律を作って欲しい...
Commented by inokorisan at 2009-02-16 23:51
>けろけろさん
私は本格的には水曜日からやろうかな~なんて実は
思っています。私は台木は適当に20~30は確保で
きています。
それに今年は400本超の挿し木をしましたので、
2~3年後には台木に困りそうもありません。

検収物件といいますと、リースかなんかですか?
花粉症の人は厳しい季節がやってきましたね。
私は花粉症ではありませんのでお気楽ですが・・
庭に数本スギがありますが、花粉出しています。
あちゃ~これが花粉か~って思うときがあります。

花粉症お大事に・・
Commented by very blue at 2009-02-17 02:01 x
接ぎ木の意義、勉強になりました。
ブルーベリー・・・自分にとっては最近ますます奥が深いなあと思います。数年経つと接ぎ木の意義が薄まってくるというのは、考えさせられましたよ。。。
Commented by inokorisan at 2009-02-17 11:53
>very blueさん
接木の意義は園芸種すべてにわたってるので、野菜
とかも含まれます。勉強になってよかったです。
接木の意義がなくなると言うか、メリット・デメリットが
あります。ブルーベリーでは30年前から接木があった
のに、なぜ自根で発展してきたのか?って考えると
果樹は全般的に接木が選択されてきています。なの
にブルーベリーは選択されづらいのか・・自根でも
十分に育つと言う判断でしょう。ただこれから気温
上昇など勘案すると、新品種への更新、不良環境
耐性の付与など、接木の場面は増えるでしょうね。
またそれらに対応するには育種も重要なメソッドで
すね。
他果樹のように接木が増えれば、それに増して
不親和や高接ぎ病などの問題も出てくるでしょう。
Commented by hide at 2009-02-17 20:52 x
>数年するとブルーベリー接木の意義は薄まってきます。
そうなんですか。現役農学生さんがおっしゃる言葉には説得力がありますね。あまり接ぎ木に拘るのも、考えものですね。
まあ趣味の世界と思って、楽しんで育てる方が気が楽ですね。
Commented by inokorisan at 2009-02-17 21:12
>hideさん
いや 学生って言うか、ブルーベリーの特徴から言え
ますね。
それと接ぎ木したからっていっても、数年後は自根
と同じ樹勢になっちゃいます。
Commented by ブルーマチス at 2009-02-17 21:19 x
拝見するのが後先になりました。
「接木の意義」をまとめて下さっていたのですね。

台木にコースタールやティフブルーは不調みたいですね。
台木に手ごろなのがあるのですが、収穫用に生長させるか、考えてみます。
Commented by inokorisan at 2009-02-17 21:40
>ブルーマチスさん
まとめておきました。あとは色々勉強してみてください。

どうも品種で接ぎ木不親和ありますね。ちょっと勉強
してみたい所です。

<< 接ぎ木やっちゃた。 最終、植え替え >>