硫安まくとブルーベリーがよろこぶ
どうも喉が渇くので、ドリンクバー付なら読書も面白いだろうと・・近所のジョナサンへ・・
「土壌学の基礎」 松中照夫 農文協
爆
土壌学の教科書(厳密には参考書)でした。
これ意外に興味ある章があるのです。
第9章 「土壌の酸性化と作目生育」
ブルーベリーに好適土壌とされてる酸性土壌 ブルーベリーが酸性土壌を好むって言うのは
常識の範囲ということで、ブルーベリー全書でも読んでください。
まぁこの「土壌学の基礎」では酸性土壌がちょっと悪者扱いですが、酸性土壌スペシャルの章
で興味深いです。
3)化学肥料の影響 というところで、硫安を使うと酸性になっちゃうよ。ということを言ってる
ですけど、逆も正(真)なりでブルーベリーに取っては都合よいことになります。
硫安(硫酸アンモニウム)(NH4)2SO4 このような肥料を生理的酸性肥料
ではなんで生理的酸性肥料なんかというと、土壌に施与されると土壌中の水分で溶解して
アンモニウムイオン(NH4+)と硫酸イオン(SO42-)に解離する。解離しちゃって、植物に養分として吸収されるのですが、NH4+に比べると、SO42-の方が吸収量が少なくて、土壌にこのイオンが残ってしまいます。SO42-は陰イオンですから、電気的中性を維持するために、土壌から陽イオンの水素イオン(H+)が放出される。それで硫酸(H2SO4)の酸性物質が出来る。んでもって、土壌が酸性化される。
ブルーベリーにはラッキー(硫安まくとブルーベリーがよろこぶ)
この土壌のpH云々を前段でpHの意味を調べるといいと思います。酸性を示す水素イオン(H+)の濃度(厳密には濃度ではなく、活動度)であることが理解を早めます。
まだこの話(ザ・酸性土壌スペシャル)つづきをしていこうかな~ まだ私は興味あるけど、
ブルーベリー育てている人なら興味ありそうなネタがあります。まぁどうでもいいか・・
by inokorisan | 2008-05-18 03:24 | ブルーベリー