ヘリグロテントウノミハムシ   

日本庭造りにはルールがあります。それも駄洒落のような話ですが・・よく庭師が
子供の頃、話してくれました。

うちの場合ですと、千両・万両がやたらに植えてあります。たぶんやたらになって
しまったのはのは、実生で増えてしまったみたいです。薮柑子ですから、
落語の寿限無にも出てくる。「やぶらこうじのぶらこうじ・・」のことでしょう。たぶんお
目出度いでしょうね。それにお金たまりそう名前ですもんね。

次にナンテン・・これもまた実生で増えてしまいました。
南天---->難天 災い転じて福となす
難が転ずるなんていう駄洒落です。

で私のお気に入りのヒイラギ

あのトゲトゲを嫌い鬼が来ない。なんて節分とかの時期に飾りますよね。
ヒイラギの枝に鰯のあたまつけたやつ。あの鰯の匂いが鬼が嫌がるそうです。

031.gif

私のお客さんの話ですと・・鰯のくさい匂いが鬼が好きで、ノコノコやってきた
ところをあのヒイラギのトゲトゲで挿しちゃう。って言う説を言っていました。
確かにその通りかもしれないな・・なんて最近思っています。じゃないと鬼が
鰯の匂い嫌いでしたら、鰯の頭だけでいい訳で、ヒイラギいらないですからね。
それとも鰯臭さとヒイラギの2重の構えでしょうか・・

ちなみに暦の話ですが節分ってなんで鬼なんでしょう・・ちょっと暦屋なので
書いてみます。
これって陰陽なんです。季節が冬から春に変わる立春の前日が節分なのです
が陰陽で言う結界が一瞬崩れてしまうのです。そこに付け込んで、鬼が侵入して
くるので追儺・・鬼退治な訳です。鬼はすなわち「儺」な訳です。

厳密に言えば間違えていますが・・節分は旧暦の大晦日にあたります。年越し
行事な訳で、豆まきで豆を一個多く食べるところから年越し行事の意味合いも
あるのです。新しい年(季節)は難の無いことを祈る儀式なんだと私は思って
います。まぁ迷信ですが・・

うちの場合でしたら、丑寅の方位・・北東(裏鬼門)に柊が植えてあります。
ちなみに南西(表鬼門)には先に出たナンテンです。鬼門除けですね。
家作りに携わっていると、異常に方位気にするお客さんいます。家なんていつまでも
アナログなものです。

またヒイラギは老木になると、あの鋸歯(トゲトゲ)が無くなって、丸くなります。
人間だんだん丸くなる。そんな意味もあるそうです。庭師談

そんなヒイラギですが・・最近調子すごく悪いです。007.gif

うむ、庭のヒイラギが「ヘリグロテントウノミハムシ」による新葉の食害がひどくて、ご近所
さんが起きる前に早起きして消毒しました。散布後お風呂に入って、朝風呂気持ちいい
ですね。

最初は枝に綿状のものがついてるな~って思って、よーくみてると、綿の中には幼虫
やら成虫やらがいました。
ネットで調べたところ、綿虫という、名前そのまんまな虫でした。

どうもこいつが食害の原因ではない!ただ気味悪いだけみたいです。

またまた柊の害虫を見つけました。2星テントウムシみたいな奴。

「ヘリグロテントウノミハムシ」原因はこいつでした。新葉の中に卵を産んで、葉を食害
その後、土にもぐって、成虫になるそうです。成虫も確認しました。捕まえてみようと
思っても、サクっと飛んでいってしまいます。

テントウムシの小さいバージョンみたいな奴です。でよーく調べると、適当な薬剤が
ない・・葉の中にいるから薬剤効かない、成虫は硬い殻で覆われてるからまたまた
薬剤が効かないそうです。

やらないよりマシだろうって、アクテリック散布しましたが、気休めみたいです。現に
成虫に当てても死にませんでした。

対策は、剪定と冬季にコモをまいて、コモで越冬したところで焼却処分みたいです。
卵を産ませないようにするのが一番みたいです。

取り合えず、来月あたりに剪定します。やっぱ庭はちゃんと手入れしてあげないと
ダメですね。今年はがんばって庭を作っていきたいです。
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by inokorisan | 2008-05-07 06:17 | 閑話 | Comments(7)

Commented by はむ at 2008-05-07 20:35 x
ヒイラギとナンテンが縁起いいのならばヒイラギナンテンは1種類で2つぶんの縁起をかついでる……ことにはならないですか(笑)
Commented by inokorisan at 2008-05-07 20:42
>はむさん
たぶん、柊南天でダブルボーナス獲得です。(笑)
Commented by lanevo70107 at 2008-05-07 23:14
こんばんは、けろけろです。

日本の庭は、奥が深いですねぇ...
私は、ただ実を結ぶものがよいと思って、ひたすら果樹を植えていますが(^^)
Commented by inokorisan at 2008-05-07 23:47
>けろけろさん
果樹の庭もいいですよね。たださぁて・・設計する人から
見ると、どうなのかな?って言うものあります。一応
私も設計者ですから、美って言うポイントも加味し
たいところです。たとえば借景(しゃっけい)室内から
窓の外を見たときに、外の景色が絵のように魅せる
技術もあります。額縁効果ともいいます。
そこに庭やら景色を納めるのに、設計者の意図・表
現があります。また作庭にはいろいろな意図が含ま
れきます。ブログの記事なようなこともあれば、石の
配置など、大自然、若いては宇宙観、宗教観なども
含まれてきます。たとえば石やらで川とか滝をイメー
ジしたり、須弥山・蓬莱山などを配置したり設計者
のデザイン云々もあります。
ただ、好き好みもありますから、こうしなきゃいけない
なんていうことはありません。数寄屋(好き家)とは
ものの好き、こだわりであると私は思っています。
Commented by inokorisan at 2008-05-07 23:54
>けろけろさん パート2
そんな好き家ですから、果樹庭園もイングリッシュガー
デン、ブルーベリーガーデンだっていい訳です。
住んでる人やら訪問者が楽しめればいいです。
私の場合、自宅は亡くなった父の設計なので、設計
意図を壊したくないだけで、狭い庭ですが、そこに
自然、茶の世界が表現されているので、これをブ
ルーベリーガーデンに変えちゃうのは悪いからな~
というだけです。
でも椅子に座って、ゆっくり庭見てると、なるほどな
って分かって、楽しいものです。ただ近年、手入れ
してないので、荒れ放題になってるので、ちゃんと
整備しないと・・って思っています。
Commented by けろけろ at 2008-05-09 22:02 x
こんばんは。
「数寄屋」 ネットで調べました。
「好みに任せて作った家」という意味なんですね。
うちは、ただ防草シートを張って、鉢をごちゃごちゃ
置いているだけの庭なので、
居残りさんがおっしゃる美には程遠いものがあります。
まあ、ごちゃごちゃ並んでいる鉢を見るとにんまりする
ので、それはそれでいいのかな(^^)
Commented by inokorisan at 2008-05-09 23:05
>けろけろさん
そうなんです。数奇屋って好き者の家って私は解釈
しています。父は数を寄せると解釈して、納まりの
美学を大切にしていました。
ただの寄せ集めではダメで美しいって感じないと
いけないところが難しいです。
私も屋上、ごちゃごちゃなんですが・・ちゃんと整列
させると、美しいものです。ためしにやってみると
けろけろさんの庭も愛おしいものになると思いますよ。

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