東京農工大に行ってきました   

今日は以前からアポイントを取って、家から5分の荻原教授のもとを尋ねました。
1時間半近くブルーベリーの話を聞けました。しかし、話が豊富すぎてどっからどう書けば
いいかまた難しいところもあってまとまりません。

まず 私の考えは打ち砕かれました。
500円玉を狙うのに、接木でアプローチするのが一番かと思っていましたが・・

教授:自根も接木も変わらないよ。
居残り:あ~オーマイガーってな感じ。

教授:いろいろ実験したけど台木からの影響 これもありませんね~ 
   台木の葉を残して光合成させて、穂木に影響あるかって実験をしたそうです。
居残り:オーマイガーなんてこった。

500円玉になる品種はもうアメリカで出ているとのこと、コードネームでG94・G113
と言うそうです。あるけど出せないだって・・残念(GじゃなくてTかな たぶんGと言って
たと思うけど、ブルーベリーってTってつく試験品種多いよね)

栽培技術で大きくするには
摘果・摘花する方法がいい、根本的に大きくするには果実に種を増やす・水が一杯にする。
細胞の数を増やすのに摘花して、糖分を増やす、糖分が増えると負圧になって水をよく
吸うから大きくなる。

花芽1個に対して葉芽3~5個

ただ単位結果性と言って、ティフブルーだけは他と違うらしいけど 私にはちんぷんか
んぷんでした。さすが教授って言う感じでした。

肥料によって果実は肥大するか・・ これ期待できないというより大きくするには水分
増やすこと。果皮がやわらかい品種を使う。それはそうだなってね。やわらかくないと
爆発しちゃいますよね。

先生の話ですと、ブルーベリーは進化の途中でもともと植物はシダから始まってきて
いて、ブルーベリーは浅根ですし、花も下側に向かっていますから、シダに近いそうです。
植物って花粉を飛ばして増えていくのですが、ブルーベリーの花は下向きで花粉も
粘っていますので、そんな意味で進化の途中らしいです。

今日の話をまとめる自信ありません。すごく勉強になる話だったので、録音しておけば
良かったです。失敗。かなり私には難しかったですね。

でも色々なポイントはもらえました。
最初、先生から接木挿しを教わった訳ですが、私は接木挿しを2年掛けて10本やり
ましたが、2本しか成功しませんでした。なおかつその2本もすごく弱いです。
では実際の生産現場ではどうしてるかと言うと、結構高度な設備の中で作ってる
らしいです。湿度をコントロールして、湿度80%って上げたり下げたりしてストレス
を与えて、根を出させていく 80%環境から70%・60%って徐々に下げていって
接木挿しを作っていくそうです。

ではそんな環境は出来ないじゃないですか・・

寒冷紗のすそを上げたり下げたりでコントロールする方法などあるそうです。
日中は下げておいて、夕方上げるそうです。

「品種・技術・環境」だそうです。

そういえば私の勤務していたゼネコンにも「誠実・意欲・技術」って社是があったな。
並べて横から読むと、「誠意を持って技となす。実を欲して術となす」なんて覚えさせ
られました。ハナシ戻って・・

たとえば技術ですとタイミングなど ブルーベリーが肥大するときにどこで水を
入れてあげるかと言うと、青く色が変わる時に水を入れてあげると、水が溜まる
そうです。

教授の話の中で、水遣りって朝やるものか?と言うと・・・それははっきり言って
論文に書けないほど難しい話だそうです。どうもつき当たるところ夕方!がいい
みたいです。

品種は東京だとサザンハイブッシュで狙うのがよさそう。
私はサザンはキライだと答えてしまいましたが・・・(爆)どうも紅葉が汚らしいのと
むずかしいな~って言う苦手意識があります。

その1時間の話の中で、水がすごく重要な役割を果たしています。先生はずばり
3~4日間隔での潅水で実験しているそうです。私も根がしっかりしていれば水を
揚げるので、どーやったら根増やすって考えて、水遣りを減らす、飢餓状態に
なって根伸ばすだろ?と言う考えでやっていますが、先生はストレスを与えると
いう表現でした。波で考えると水あります、水ないですを上下させてストレスを与
える実験をしてるそうです。

接木これは今年の夏にカワサンと話したことと同じで、接木のメリットってあんまり
ないなっと言うのは先生も思ってるそうです。最近、私も薄々気づいてきたのです
が、今日ので背中押されました。
でも東京でスパータンは接木だろは変わっていません。

先生からいつでも訪問してきてもいいですよって言われたので、暇見てまた訪問
したいです。でも今日話聞いてチンぷんカンプンなところがあったので、学生に
なりたいところです。農工大の教育は1年生でブルーベリーやらイチゴが栽培
出来るようにすることが教育らしいです。1年間で農家さんと同じものを作るって
言う意味らしいです。
研究室には学生さん一杯いました。あ~夏休みないのですか・・農家と同じで
植物は待ってくれませんからね・・

私が学生の頃居た建築学科生産研究室とは違いますね。建築の学生って
デザインやらのこと毎日考えているので、作業しまくるという感じではありません
よね。ドラフターの前で図面描くぐらい、模型つくるぐらい。
私はデザイン云々と言うより、建築生産だったので、工法やら材料でしたが
セメントこねて、型に入れて、圧縮装置に掛けたり・・
農学部の学生はつなぎ着てまさにガテン系でした。私と先生が話しているときに
学生さんが指示を受けていましたが、帰るときに農場の横を通ったら、イチゴの
苗を抜いていました。これは大変そうです。

印象残った話は
先生いわくアバウトな世界だそうです。私ら建築屋さんは許容範囲3ミリですが、
農業の人は1mだそうです。ちなみに土木の人たちの方が精度は建築の比較に
ならないぐらい高いです。建築いい加減じゃ~ん(笑)

家から5分のところにこれだけブルーベリー他色々な植物を研究している所
があってよかったです。ホント高度な話でちんぷんかんぷんでしたが、為に
なりました。今思ってるのは仕事辞めて、学生やりたいな~なんてことです。
今日はホントに良かったです。感謝
[PR]

by inokorisan | 2007-09-11 16:06 | ブルーベリー | Comments(13)

Commented by BlueBerryNote at 2007-09-11 18:32
色々勉強になります。台木の影響ないんですね。実も接ぎ木の方が大きくなるものだとばかり思ってました。接ぎ木苗の評価が低いのはちょっとショックです(笑。水遣り控えめは今後も続けようと思います。ブルーベリーは進化の途中とのことですが、もしかしたらそのあたりにブルーベリー栽培に惹かれる秘密があるのかも知れませんね。難しいからこそ面白いかもしれません。
Commented by inokorisan at 2007-09-11 18:50
>BerryNoteさん
わたしもぐわぁ~んって言う気分でした。でも家に帰ってきて、確かにそう
だなって思いました。結局根が水あげるのが強力になった訳で、先生の
おっしゃてる実に水入れるのを増やせば大きくなるよ。って言うのに当り
ますよね。だから自根でも水入れるタイミングさえ合えば同じように膨ら
むって事ですもんね。言ってること少し納得。

接木は最近自分でも薄々感じていた所だったので、つじつまがあって来ま
した。無理に東京でノーザン作る必要もないじゃない?というのが荻原
教授の話 やっぱ霧のかかるところでノーザンでしょ。とね。
だからサザン育てた方が大きさ的にはいいかもよ。とのご意見。
カワサン園での話でも日記に接木の将来性は暗いなという事言っていま
すが突き当たりはそんな所だと思います。
Commented by セティ1世 at 2007-09-11 19:57 x
こんばんわ。
おつかれさまでした。園芸専門の大学教授の話が聞けるなんていい経験ですわ!m(_ _)m感謝!!
居残りさんのおかげでまたレベルアップできそうです。

>無理にノーザン作る必要もないじゃない?
先日2本目のトロ枯らして同じようなことを思いました。ということで2本目枯らした品種はもうやめることにしました。

以前挿し木作った時、カルス形成のみで止まったものがあったんですが、理由が分かったような気がします。水のコントロール、マスターせねば!

>コードネームでG94・G113
すでに農工大には導入されているってことですか?
Commented by ぴん at 2007-09-11 20:12 x
接木に関して、偏見持っていました。
だとしたら、コレだけ流行っているメリットは?
ブーム?確かにブルーインパルスのヘブンやレビール、葉っぱが夏負けしています。おおつぶを狙うのにも無関係となれば・・・
困りました・・。
救いは進化途上との事、とんでもない苗が突然変異ででも作りますか!?

次回行かれる時にはペン型のレコーダーでも持参してきてください(笑
Commented by inokorisan at 2007-09-11 20:56
>セティさん
今日はいい経験でした。と言っても、なんか構えてって言う気分ではない
やさしい先生ですよ。一生懸命教えてくれます。というか居残り理解力
ないから、苦労したじゃないかな?
500円玉クラスだす品種と言うことでG94・G113って話していました。
あるって言っていましたよ。
果実のなる時期に見学させてもらいたいものです。
Commented by inokorisan at 2007-09-11 21:08
>ぴんさん
接木で大粒狙えます。というの意味では無意味なのでしょうね。たぶん
でも根を変えるというのはメリットあると思います。水ってすごく重要だ
そうです。葉から気門あけて蒸散するので、その繰り返しで大きくなる
そうです。根から近い部分の水が上がっていくそうですが、やっぱ
その部分から水上げてしまえば、その近くは水が無くなるでしょ。そう
すると、今度は気門閉めて蒸散させないようにするですって。まぁ
植物ってそういうもんだと思うのですが・・
で水を上げるのはsカーブを描くそうです。いったん落ち込んでまた
上がるそうです。だから水遣りって夕の方がいいみたいな話を
していました。ただこの水っていつやればいいの?みたいな話は
すごく難しいそうです。

私は接木苗買わなかったのは実はその辺に疑問があったので
わざわざ高いお金だしてもな~って言うのがありました。
Commented by inokorisan at 2007-09-11 21:21
>ぴんさん つづき
でも接木は接木でいいと思いますよ。根弱いノーザンにラビット接いで
水揚げ能力上げるわけですからね。そして肥大の色代わり時期に
水が入りやすくなってる訳ですから、肥大するだろ~と言うのはアリ
だと思います。

品種・技術・環境と言っていますので、実生で新たな品種作成これは
アリではないでしょうか。
Commented by あすかルビー at 2007-09-11 21:38 x
最近、とても接ぎ木自体に興味があったところなので、少なからずショックですが(笑) でも、「過湿などストレスに極度に弱い根」を「ちょっとやそっとじゃ傷まない根」に置換することには意味がありますよね。また、実の大きさ、には効果がないのかもしれないですが、「収量の多さ」には影響しそうですよね。私の接ぎ木への期待としては、どの程度、「難しい」とされている品種を、接ぎ木することによって暑さなど、適所ではない環境を克服できるか、ということにとても興味があります。トロ、スパルタン、エリザベス、、、さてさて、どんな結果になりますかね(笑)
Commented by inokorisan at 2007-09-11 22:24
>あすかルビーさん
そうですね。接木で根強くするのは栽培方法としてはいいのではと私は
思っています。やっぱラビットに変えることで、適応土壌を増やせるし
地植を目標に入れるとなると接木が一番だと分かりました。
Commented by しろくま at 2007-09-12 00:28 x
こんばんは。今日は、脳のクリフハンガーでしたね。(笑)
これで居残りさんのシナプスも増えただろーなー。

宮崎大学の國武さんも、日本育成のサザンハイブッシュに力を注いでいるのもうなずけます。やはり、日本においてBBが果樹として安定した地位を占めるには、このことは大切ですね。
それにしても、こんなところでGの逆襲があるとは。やはりG党は居残りさん一人ではないってことですね。(ん?)

もしかして、帰りに頭をクールダウンしようとして、いつもの蕎麦屋で天ざるを食べませんでしたか?「BBの聖地の近くの蕎麦屋で天ざるを食べる。」まあ、これが私の当面の目標です。(爆)
Commented by inokorisan at 2007-09-12 08:18
>しろくまさん
あ~蕎麦屋は火曜日休みなので、昨日はラーメンでした。(笑)
サザンかぁ~ どうも私は苦手なんですよね~ だらだら落葉しない
のも好きになれないところなんですよね。
Commented by TOMO at 2007-09-12 09:55 x
学者から見れば、適所栽培は基本中の基本なのでしょうね。
適所の営利栽培農家から見ても基本でしょう。

対して我々趣味栽培の場合は、難しいのは分かっていても大きくて美味しいのが食べたい、又適所でない栽培農家にしても収穫時期を長く取りたい(同じ栽培面積だと収穫時期が長ければ少ない労動力ですむ)など接木のメリットはその辺りでしょうか。
サザンにしても暖地適応性が有ってもラビットアイに比べると土壌適応性に劣り栽培の難しさが有るしね。
Commented by inokorisan at 2007-09-12 15:13
>TOMOさん
確かに接木メリットはありますよね。収量は増えてるって言うデーターは
出ていますので、やる意味はありますよね。ただ古くから接木って言う
技術はあるのに、入れ替わっていなかった歴史を見れば、今の接木
がはやってるのはブームなんだろうとも思います。特に業者が一生
懸命作って高い値段で売っていますが、煽りすぎでは?というのは
あります。去年で言うと接木苗で3000円とか見ましたが、ありえん
でしょと思います。だったら年数経った自根買うほうが収量もあるだろ
うし、その方がいいのかな?と思います。

<< 植え替え作業 ラグビーワールドカップ >>