東京農工大学ブルーベリー研究会がありました。   

暑いですね。夏到来ですね。節電の夏、ブルーベリーの水やりの夏。

昨日は東京農工大学ブルーベリー研究会の第1回目の講演会でした。
私の知ってるブルーベリー仲間も駆けつけてくれました。亜果樹さん、LEDさん、Crさん。
私の同級生。

FS(フィールドサイエンス)の伴先生が司会者。

まずはじめに荻原先生の研究会設立の趣旨の説明
日本ブルーベリー協会会長の石川先生の挨拶で始まりました。

島村さん(東京都小平市の島村ブルーベリー園)の
日本におけるブルーベリーの経済栽培の発祥の話をしてくれました。
農工大にブルーベリーが導入された頃(S39年)からの話
ラビットアイ3種が植えられたそうです。(まだ当時のホームベルは果樹圃場に
あります。私昔見たことあります。最後の果樹園見学の時も引率の伴先生が
奥の方に今でも良好に栽培していますって言っていました)

島村さんの当時、学生だった頃、花卉園芸をやりに農工大に入ったのに・・
岩垣先生が果樹園芸で、卒論が果樹になったのにふてくされたそうです。
確かに園芸研って守備範囲広いよね。蔬菜も花卉も果樹もだからね。何に
当たるか学生さんに取っては将来問題なのかもしれません。
それがブルーベリーとの付き合いで、振り返ってみれば日本初の営利栽培
ブルーベリー園となるのですから面白い話しですね。
島村さんは小平市市議さんなのでマイクの持ち方があ~さすが市議さんだな・・
って妙なところ関心してしまいました。

小池先生の「世界と日本のブルーベリー産業(1)」を話してくれました。
実は打ち合わせ段階で、こんな話するよ。と聞いていたので、楽しみにして
いました。
世界でのブルーベリー産業はどうなってるの?って興味ありました。
その中で先生が注目してるのが、北イタリアベリー協同組合の成功例だそうです。
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世界の栽培面積

私常々思うだけど、産直などで販売されてるもの買うけど、食べてみてどうもね。っ
てじつは思う時が多いです。だから私は人にあげるブルーベリーはカワサンの作った
信濃町のブルーベリーしか土産に渡しません。やっぱりブランドが必要なんだろうって
思っています。
それには産地が特定品種に集中して、ある程度のロットを市場に送り出さないと
果樹としては暗い未来のままだと思います。

たとえばスモモの貴陽みたいに南アルプス市の貴陽じゃないと東京の市場が取り
扱ってくれない。そんな現実があるよね。バイヤーも売れる商品でないと目も向け
ないしね。
材木だって、いい木買うなら、山に行くな。木場(市場)に行け。って思うしね。
良い物はやっぱり売れる地域に集まるものですよ。それぐらい市場の人はメキキ
のプライドあるよね。
マグロだって大間のマグロは築地に直送だしね。
やっぱりブランド物にして、市場で売らないといつまでも小規模なままだと思います。

そう思うと、小池先生の言う北イタリアの取り組みは、こうなるよね。
ってなります。品種の限定(ブリジッタと一部ブルクロ)と品質管理でユーロ圏に
受けいられるブランドを形成してるそうです。

あとは口頭で言われていたのですが、ブルーベリーのプルームね。私あれは
必須な感じしています。この前、お菓子屋さんと話した時に、プルームはどう
思いますか?って質問しましたが、あんまり関係ない・・と答えていました。
私的には美しいプルームこそ、ブルーベリーの気品だと思うですけどね。
小池先生も美しいプルームって言っていたので、あ~やっぱり気にする人が
いるだな。って共感しました。

品種の育種の歴史も話してくれたのですが、もっと聞きたい話です。次も
やってやってくれないかな?2回目の時、ここもっと聞きたいって言ってみよう
かしら。

農工大生の海外文献の発表が2名ありました。学生さんは論文発表があるので
いい機会ですよね。場数を踏んだ方がいいですよね。

1つは「様々な遮光条件下に置かれた時のブルーベリーの成育と光合成特性」
遮光条件を31%遮光、60%遮光、73%遮光、83%遮光で成育面の比較と
光合成速度などの比較でした。60%遮光までは成育と光合成には影響なし
という話でした。
あ~確かに植物工場などの閉鎖空間なら人工補光する場合、照度などこれで
決められますからね。省エネうるさいですからね。最低限のエネルギーでパフォ
マンスだしたいよね。

2つ目は「サザンハイブッシュブルーベリー種間雑種における生長と炭水化物
に及ぼす光周期と温度の影響」
サザンハイブッシュブルーベリー種間雑種のミスティーを用いた実験。
これは暗期中断を入れて長日条件を作って、短日条件下と比較、温度も21度
と28度の比較でした。
短日誘引(光周期8h)と長日誘引(光周期8h+暗期中断1h)と21度と28度の
4パターンそれを4週間、8週間やった場合の合計8パターンの比較。

結果、短日条件化で無いと花芽分化が行われず、その温度(21,24度)では
高温(28度)では花芽の低下したそうです。
早い話、高温にすると花芽も数も減り、開花も遅くなるそうです。また炭水化物
濃度は花芽形成には関係ないそうです。

講演会最後の話は
荻原先生の連続開花結実栽培

これ昨年末に植物工場を見学させてもらった時に、私が驚いた栽培法。

まずはブルーベリーを路地(私など)で作ってると、例え狂い咲きがあっても
2番果は収穫まで行き着かない。まぁ2季咲き品種って言うのも売られていた
から出来るのかな?(私はその2季咲き品種って言うのは育てた事ないので
知らないだけですが・・)
経験上、2季は収穫まで行き着かないな。というのが現実です。それを連続
開花。着果させています。

で・・見てると木がおかしい(うちでは無理って言う意味)のは、ブルーベリーは
純正花芽(先端に付く)なのですが、花芽の下から新たなシュートが発生し
そこにまた花芽が付いて、着果する。およそ長さが10センチほど。
これ見ると、混合花芽の要素も入ってくるですよね。私が思う。ん?おかしいな?
って言うのはここ(木を見た、おかしいって表現は問題ですね。ここに現に木が
あるですからね。おかしくないですから・・)
そうだ!おかしいと言う言葉はダメです。不思議が適当かな。

その枝(シュート)が先端から茎元に向かって花芽が付いてくるので、オーキシン
の下降が花芽に影響してるかな?などと想像してるですけどね。これ不思議。

まぁ一度見てみると、あ~不思議だな・・って思います。私は昨年末に見せられて
おかしいって表現してしまいました。これから表現方法を不思議だな・・にします
かね。

今回の連続開花結実栽培その1でしたが、第2回目ではもっと頭がこんがらかる
でしょうね。もう付いていけない感じが実はしています。(涙)意外にシンプルな
話なのかな?次回のお楽しみ。

ちょっと使わない頭を使ったので、私は見学会はただ歩いてる感じでした。

会も終わり、ブルーベラーたちと近所のファミレスで雑談しました。お腹減って
いたので、食事させていただきました。楽しい会話でした。やっぱ趣味の
話するのは楽しいわ。

夜、建築の友達と私たちならどういう植物工場なら設計できるだろうか?と
朝までスカイプで話していました。(笑)
結構、原発事故以来、植物工場に建築屋も力入れていますね。大和ハウス
なんかレタスなどの葉物ブースを作ったり(値段確か500万ぐらいかな)
もちろん原発事故前から企画していただろうけど、まぁレタスは簡単だろ・・
なんて実はなめています。所詮は葉っぱなので、ただ実物でも果樹は別格
だな。って言うのはありますね。
将来、人間が宇宙で暮らす日がやってくると、食料確保は人間には必要
なので、このような先進植物工場などはこれからの人類にも必要な研究
なんでしょうね。

ブルーベリーなんて鉢栽培が出来る果樹ですから、スペースコロニーやら
で食べるメジャーな果物になってそうな予感がしています。
バナナ?りんご?柿?などの大きな果樹は運搬・栽培は難関を乗り越えないと
いけないな・・そうなるとスモールフルーツの時代が100年先か200年先か
知りませんが、やってくるかも知りません。

そう思うとブルーベリー植物工場みていて、無重力状態で植物はどうなるのか
すでにシロイヌナズナとか宇宙に運ばれていますが、果樹一番乗りはブルー
ベリーかもしれませんよ。(私の勝手なイメージです)
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by inokorisan | 2012-07-09 16:50 | ブルーベリー | Comments(11)

Commented by 亜果樹 at 2012-07-09 18:51 x
居残りさんが一番夢が広がっていますね(^^
私は恥ずかしながら^^イタリアのカジノはどんなんかなあ?と言う夢しか思いつきませんでした。
楽しいひと時をありがとうございました。また多くの仲間を集めてブルーベリー他語りましょう。
Commented by Cr at 2012-07-09 22:14 x
次回の2次会は広い机でお酒があるような場所でやりたいですね( ´∀`)
Commented by ぴん at 2012-07-10 08:55 x
居残りさんのこの記事、只の備忘録ではない、素人には?みたいな内容ギッシリですね。
全て把握して上手く栽培出来るようになりたいものです。まぁ管理不足はぬぐえませんが、出来る範囲で。
結局私は樹ままに樹の向くまま(笑)手抜き栽培、
研究会へは足踏み入れられる知識ないです。
いかんいかん、後ろ向きや!
Commented by inokorisan at 2012-07-10 12:27
>亜果樹さん
ははは 若いですから・・(笑)
イタリアいいですよね。学生のときにツェルマット(スイス)へイタリアから電車に乗っていたのですが、途中、北イタリアを通った訳ですね。ふふ~ん。あの当りかとは想像できますが、何にもなさそうでしたよ。(笑)ユーロ安いから行ってみたい所です。そうなると来年までユーロ安だといいな。
Commented by inokorisan at 2012-07-10 12:27
>Crさん
私、酒飲まないので、お酒はいらんな。
Commented by inokorisan at 2012-07-10 12:35
>ぴんさん
結構、いい資料ですよ。特に小池先生の資料は本にそのまま出来るほどです。作業帳にもこれだけ詳しくは書いてありません。小池先生の講演はブルーベラーにも分かると思いますが、植物工場の話は植物生理知らないと厳しいかもしれませんね。まぁブルーベリー何も知らない人が聞いたらすべて分からない話なんだろうな・・って思いますよ。2年分のスケジュールが既に発表されていますんので、ぴんさん次回はスカイツリー観光がてら遊びに来てください。(笑)
Commented by my at 2012-07-10 13:04 x
第1回目の講演会成功、おめでとうございます!
大変有意義な講演会であったとの事でよかったですね。
また教えて下さい。
Commented by inokorisan at 2012-07-10 13:07
>myさん
いい会でしたよ。講師陣がいいですね。次は出席者増えるのでは・・と思っています。次はmyさん都合つけて出席してくださいね。
Commented by 主婦の友 at 2012-07-10 13:44 x
いろいろなところでPRをしていただいたので、
参加することが出来ました。
趣味のブログ仲間が終わった後に2次会をしたとの報告があり、参加できなくてとても残念でした。
12月も都合がつけば参加したいと考えています。
Commented by inokorisan at 2012-07-10 23:02
>主婦の友さん
また次回もご参加ください。まだまだ話は続きますので。
次は2次会もご参加ください。
Commented by inokorisan at 2012-07-11 00:48
>ごりらさん
はじめまして。日曜日参加していたのですね。なかなかおもしろいでしょ?岡山のあのお方の知り合いですね。(笑)私はでかい態度していますので、次はすぐに発見できると思いますよ。
また次も企画しておりますので、良かったらご参加ください。2次会も開きましょう。私は農工大の近所です。だから大学までは徒歩で北門まで5分ほどです。研究会のあった1講まではそれから5分ほどです。
せっかくのコメントうっかり消してしまいました。すみません。

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