ブルーベリーのがん腫病   

今日はいい天気でしたね。事務所のドア開けて扇風機を回して過ごしました。
私は暑がりなので、今年の夏がどうなることやら・・
今年はプールや海水浴がブームになりそうですね。

夕方、暇だったので、昨日仕入れたブルーベリーの植え替えをしました。
昨日はレノア・クラベン・サンプソン・ヤドキンを仕入れてもらってきました。

レノアの株元を見ていたら、ありゃ・・結構でかい癌腫があるな~って
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根量も少なかったです。では内部はどうなってるかな~って水かけて根洗いをして
みました。
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内部には見事な癌腫病
苗を送ってくれと言うことなので、サカタのたねにお引取り願います。

--p.s.--
さっき、サカタの種から電話ありました。これは確実にがんしゅ病だと
おっしゃっていました。ラベルが小林ナーセリーだったので、小林かな?
と思っていたら、案の定小林ナーセリーだと言っていました。チャンドラ
の品種間違いで結構昔に小林ナーセリー話題になりましたね。
ただ今回レノアが葉の形状に特徴があるので、私の見立てですが、
ちゃんとレノアだと思っています。
相変わらず小林ナーセリーさんはお騒がせですね。(笑)まぁこれは
仕方ないことかな。
--p.s.--

土壌細菌のアグロバクテリウムの感染によって、癌腫病になります。
木には悪いけど、アグロバクテリウムが人間にとっては憎き者とはなりません。
このアグロバクテリウムはDNAを送り込むことが出来るので、形質転換を
させるのに植物の遺伝子組み換えでは使用されます

アグロバクテリウムはT-DNA上の植物ホルモンとオパイン(アミノ酸を合成する)
を持ってるため、植物細胞に送りこまれると、植物細胞は細菌のDNAを
自分のDNAと誤解して読み取ってしまって、植物ホルモンとオパインを
生産するから瘤が出来てしまうのです。
このアグロバクテリウムは生き残り戦略で日常的に遺伝子組み換えを
おこなってる訳ですね。

遺伝子組み換えには送り係のアグロバクテリウムを使うのを間接法。
ただ運び屋アグロバクテリウムにも難点があって、感染しない植物体も
あります。それには形質遺伝子を直接ぶち込む直接法もあります。

直接法はエレクトロポレーションって言う電気パルスを掛けて細胞膜に
穴を開けてDNAを導入する方法。
また、タングステンや金の微粒子にDNAをまぶして、植物組織に撃ち込む
パーティクルガンなどの方法もあります。他には習ってないけど、針で
穴をあけるシリコンカーバイト法などもあるようです。

今日、「久米宏 ラジオなんですけど」聞いていたら、植生学の宮脇先生が
熱弁をふるっていました。いつも熱くその土地にあった植物で鎮守の森を
作れと言っていますが、今日は東北地震の津波よけに瓦礫の山をその
ままに土を20センチ掛けて、その上にその土地古来からある植物を
密植すれば、何千年も持つ堤防が出来ると、いつもに増して大迫力でした。

瓦礫は邪魔なものではない、地球に邪魔なものはないとおっしゃていました。
なるほど~コンクリートの山、木材の山ごちゃ混ぜで、その上に20センチ
だけ土があれば、根は瓦礫内まで酸素を求めて根張りするから、植物
にもいいと言う話でした。
建築家の安藤忠雄もその瓦礫の下に子供の遺体があるかもしれないから、
瓦礫の上に震災モニュメントなんて作らないで鎮守の森を作った方がいい。
と新聞に書いてありましたが、今日の宮脇先生の話を聞いていたら、なるほど
出来るかもしれない。
ラジオなんですけど5/21 今週のスポットライト 宮脇昭さん(注意 音出ます)
宮脇先生の話の中に、土壌中の酸素の話はブルーベリー栽培でも肝の部分
ですね。いい話でした。
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by inokorisan | 2011-05-22 05:12 | ブルーベリー | Comments(6)

Commented by 亜果樹 at 2011-05-22 14:19 x
先日仙台市に行った時に防砂・防潮林の担当者が今後海岸線の整備は大変なんですよと言ってました^^
居残り案を持って手伝いに行ったらどうですか(^-^)
ついでに高所に作る街づくりの造成で山を切って出るであろう土砂を持っていけば良いんじゃないですかね。
”ミレニアム津波の森”というのはなんとなく悠久の自然が感じられていいですね(^^
魚付き保安林と言うのが有るように豊かな海にも陸地の樹林が必要なんですよね。今年は国際森林年だそうです。
Commented by inokorisan at 2011-05-22 14:52
>亜果樹さん
そうそう亜果樹さんの専門分野ですから、あ~被災地に行くというのは現調だろうな・・って思っていました。
うちの親方の会社が水処理の機械を持って被災地で泥水から日用水を作っていましたが、記録の写真をみたら、瓦礫がすごくてこれどうやって処理するのよ。って思っていました。木材燃すにしても海水に濡れてれば、塩素出るし、釘は釜痛めるし。でコンクリ屑も再生砕石ぐらいしかないだろし・・まずは分別がするのがすごく労力使うし。瓦礫の山で堤防つくるのも一番安価で早そうですね。またコンクリで大きな堤防作るのも、ちょっとそんな時代ではないかな・・って思ってしまいます。
亜果樹さんの言う通り、造成残土の行き場にもいいですね。亜果樹さんプラン練って出したらどうですか?手伝いますよ。
豊かな森のある海はいい魚が取れますからね。やっぱラジオでも言っていたけど、無駄なものは無いだな。と思いました。
Commented by my at 2011-05-22 23:47 x
これが例のものでしたか、地上部だけ見ても分かりそうもないですね。いいはさみ入手しましたね^^それにしても沢山お持ちですね。
Commented by inokorisan at 2011-05-23 02:32
>myさん
いや地上部に瘤が見えたので、こりゃあ~癌腫の可能性ありだな。と思って水かけて確認しました。株元に出るのががんしゅ病です。根先に出ると根こぶ病。まぁどちらも病気ですね。(笑)
最近、疲れ気味だから何か買い物するかな?って思いました。要らないですがなんとなくです。使わないのは油して物置にでも置いておきます。
Commented by どんどん at 2011-05-23 22:32 x
ところで質問!
癌種病の木からなった果実は食べれるんですか?味が落ちるんですかねぇ?
患部を処理した後で土を入替えたくらいでは、また再発してしまうんですかねぇ~?
Commented by inokorisan at 2011-05-24 02:42
>どんどんさん
このままほっておいても数年は収穫は出来ますよ。味は変わらないです。肥大は止まらないのでいずれ枯れてしまいます。
鉢の土を完全に入れ替えて、すべて取り除けば大丈夫な感じがしていますが、土壌細菌の仕業なので完璧に出来ません。上の遺伝子組み換えの際のアグロバクテリウムの感染も2日間培養で行いますので、完璧に取り除くのは難しいでしょう。また他の木への感染性は高いです。

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